今回は、実際にどのようにバーセアを敷いてみたかをレポートします!
これが施行前です。
バーセアの構造をおさらい
設計図を元に必要な量のバーセアを購入した私ですが、大きな勘違いをしていたことに気付きます。
それは、
接続に必要なオスの部品は、1ユニットの2辺にしかないのでは??という勘違いです。
つまり、このように切り離したとしたら、ユニットの中間部から切り出したパーツは他と連結できないんじゃないかと思っていたんですね。
実際には別記事で書いたように、どのように切り離しても「必ずオスかメスはある」ようになっています。このようになるのですね。
この勘違いで、多めにバーセアを買ってしまいました(笑)。まぁ買ってしまったのは仕方がないので、作業を進めていきます。
パーツの準備
正確な設計図を完成させたら、切り離しが必要なユニットはあらかじめ切り離しておき、あとはひたすら敷いていくのが最も効率が良いです。
ちなみにユニットの切り離しですが、大人の力でカッターの刃を2回も入れれば容易に切り離せます。
ただカッターは大きめのものを使った方が良いでしょうね。
切り離し作業はカッターマットや2~3枚重ねのダンボール上などで行うようにしましょう。
また、設計図上でそれぞれのユニットやパーツに番号を振り、一致する実際のユニット/パーツにはその番号を付箋に書き込んで、貼っておくと良いでしょう。
どんどん敷いていきます
ただ、御説明したとおり私は間違った設計図にしてしまっていたので、おおまかには設計図に沿いながらも、出たとこ勝負で敷いていくことにしました(笑)
ちなみにコレ、このようにパーツが分かれているんですよ。
でも連結してみると全く分からないですよね!
連結は、オスとメスを注意して合わせ、手のひらをタイルに乗せてグッと体重をかけるとポコポコとハマっていきます。全く難しくありません。
淡々と進めていきます。
室外機は気合でずらします。
ただ、室内からの排気ホースの接続部を傷めないように注意が必要です。
排気ホースが繋がっていない側はこのようにずらせますが、繋がっている側は接続部の負担を避けるためにあまり位置を変えないほうが良いので、そこばかりは2人がかりでやらないと厳しいかもしれません。
1人に気合で持ち上げてもらっている間に手早く敷き込みましょう。
こうして、おおむね敷き終わりました。
注意としては…
① 計算上は配置できるはずでもギリギリで配置できない場合がある
これは、設計上の微妙な誤差や壁際のちょっとした出っ張りなどにより常に起こり得ます。設計通りいかなくてもパニックを起こさないようにしましょう。
無理して配置して浮いてしまったりするよりは、その部分の配置をすっぱり諦める方が良いです。
生じた隙間は埋める方法があります。
② バルコニーは勾配がある
雨の吹き込みなどでバルコニー内に水が溜まってしまったりしないよう、バルコニーには必ず排水口に向けて緩やかに勾配がある設計になっています。
なのでバーセアを敷いてもその勾配は残ります。
赤矢印で示した部分を見ると、屋外側にむかって緩やかに傾いていることがお分かりでしょうか?
これが気になる場合は、バーセアの下に薄いゴムシートを敷いたりして高さを調整する、などの方法で理論上対処はできますが、実際は至難の業です。
なぜなら、バーセアはその下の地面と接する部分が「オスの突起部分の全て」となり、多すぎるからです。全ての突起に「敷く部分の勾配に応じた厚さ」のゴムシートを貼り付けることは、現実的には不可能でしょう。
なのでこれは気にしないしかない!です。
③ バーセアの連結部には “あそび” がある
これはメリットでもあり、デメリットでもあります。
樹脂パーツの連結部分には若干のあそびがあり、また樹脂パーツ自体の柔軟性もあるため、連結部の隙間が厳密に同一にはなりません。なので均一性という部分ではデメリットになりますが、一方でこの柔軟性ゆえに多少の誤差は吸収してくれる緩衝材としての働きもしてくれます。
キッチリカッチリやりたい方には不満になるのかも知れませんが、実際に敷いてみると分かりますがこれは非常に大きいメリットであると私は思います。
④ 実際は、1、2に関してはほとんど気にならないはず
色々書きましたが、実際はどアップで見ることでもしない限り、勾配も隙間の不均一性もほとんど、というか全く気になりません。実際に写真をみて頂ければお分かりになるのではないでしょうか。その上を歩いてグラグラするということも全くありません。
次は隙間を埋めましょう
さて、これでおおむね敷き終えることが出来たわけですが、バーセアが敷ききれない隙間がまだ空いていますよね。
この隙間を埋める専用のパーツがあります。
次の記事 ↓ で解説しますね。
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