無職の妻(笑)が楽天ブラックカードを取得(初年度年会費無料)したことは別の記事で書きました。
色々と考えた末、現在は初年度年会費無料の特典が終了した後も解約せず、楽天ブラックカードをメインに使っています。
今回は、その理由を解説しようと思います。
年会費を払ってでも楽天ブラックカードをメインで使っている理由
初年度年会費無料のインビテーションが来れば、そりゃ一度は取得しますよね。
1年過ぎて、継続するか否かの決断を迫られる時がきました。
迷いますよね…なにせ年会費は税抜3,0000円ですからね。
決して安くない額です。無駄に垂れ流せる金額ではありません。
悩みましたが、最終的には解約せずに継続する方針としました。
理由としては…
旅行保険が充実している
海外旅行保険
まず海外旅行保険が自動付帯、しかも家族特約付き!
損保項目 | 保険金額(本人) | 保険金額(家族) |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円 | 1000万円 |
傷害治療・疾病治療 | 300万円 | 100万円 |
賠償責任 | 1億円 | 5000万円 |
携行品損害 | 50万円 | 20万円 |
救援者費用 | 300万円 | 100万円 |
死亡保険金・後遺障害保険金が1億円というのは、もしもの時を考えるとかなりの安心材料となります。ゴールドカードを冠するカードの多くや、プラチナの名前が入ってるカードでさえも5,000万円、あるいは利用付帯と併せて1億円というケースが多い中、これは立派ですね。
まぁ、死にたくはないし高度後遺障害をこうむりたくもないですが、カードを単に持っているだけでこの保険が付いてくるので、万一の時にはこれがある、と思うことができます。
なお傷害治療保険金は300万円と「なかなか良いですね」というレベルです。
これは他のカードの保険も併せて利用するようにしておく方が安心ではあります。
家族特約が付いているのも素晴らしく、これが非常に重要です。
自分がカードを持っているだけで、配偶者と生計を共にする親族をも保険でカバーしてくれます。
特に15歳未満の子供は家族カードを(もちろんクレジットカードも)作れませんから、子供をカード付帯保険で守りたい場合は家族特約付きのカードを使う以外ないのです。
ただし金額としてはこれまた「中の上」というレベルですから、これも他のカードの併用を考えておいても良いでしょう。
国内旅行保険
国内旅行保険は、険内容も他と遜色ない内容であることもさることながら、なんと自動付帯かつ家族特約ありです。
損保項目 | 保険金額(本人) | 保険金額(家族) |
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 1,000万円 |
傷害入院保険金 | 5,000円/日 | 5,000円/日 |
手術保険金 | 25,000〜5,0000円/日 | 25,000〜5,0000円/日 |
傷害通院保険金 | 3,000円/日 | 3,000円/日 |
国内旅行保険が自動付帯 & 家族特約ありというクレジットカードは他に数える程しかありません。
しかも入院・通院にもお金が出るのがかなり大きなメリットです。死亡や後遺障害だけにしかお金が出ないカードも多いんですよ。
しかしまぁ、そもそも国内旅行保険ってカードによらず条件がけっこう厳しいのでそうそう使う機会は無いですし、これを優先順位の上位してかーどを選ぶのは正しいとは思えませんが…。
カード付帯の国内旅行保険の条件のひどさはこの記事を御覧ください。
↓
ちなみに楽天ブラックカードでも国内旅行保険の条件はこんな感じです。
国内を旅行中(※2)における公共交通乗用具(※3)にご搭乗中の事故、宿泊施設での宿泊中の火災・爆発による事故、宿泊を伴う(ツアーバス等での車中泊は除きます)募集型企画旅行(パッケージツアー)に参加中の事故によって傷害を被られた場合に補償されます。
(※2)「旅行中」とは宿泊旅行の目的で、自宅を出発される前にホテル・旅館などの宿泊施設への予約を行った場合をいいます。ただし、日帰り旅行や宿泊施設に事前予約をされない場合でも、公共交通乗用具のチケットを楽天ブラックカードでご購入の場合、ご搭乗中の事故については補償の対象になります。
~中略~
(※3)「公共交通乗用具」とは時刻表に基づいて運行されている交通乗用具のことをいいます。
宿泊施設の火災・爆発(笑)は決して遭遇したくないですねぇ。
ただ、自動付帯なので何もしなくても国内旅行にちょっとした安心感がプラスされるというのは確かですね。
プライオリティ・パスが同伴2名まで含めて無料
これが楽天ブラックカードの真骨頂です!
プライオリティ・パスとは、世界世界130ヵ国1,000ヵ所以上の空港VIPラウンジを利用できるパスのことです。
プライオリティ・パス会員の中にもグレードがあり、ラウンジ使用の都度に利用料がかかるグレード、無料使用できる年間回数に上限がるグレードなどもあるのですが、無料でラウンジ使い放題が出来る最高グレードであるプレステージ会員に無料でなることができます。
プレステージ通常の年会費は399米ドルですので、1ドル108円換算だとしても43,092円ほどの会費が無料になるわけです。
まぁプライオリティ・パスのプレステージ会員権が無料で付属するカードはプラチナカードなら珍しくはないのですが、同伴2名まで無料というのが最強すぎます。
この同伴2名無料というのは、クレジットカードの頂点に君臨するあのアメックス・センチュリオンカード(年会費:税抜350,000円)と同じです。
なおスルガVISAインフィニットカード(年会費:税抜129,600円)は同伴4名まで無料です。
2人以上の同伴が無料になるのは楽天ブラックカードを除けばこの2種だけです。
家族カードにもプライオリティパスが付帯するカードもありますが、15歳未満の子供はクレジットカードをそもそも作れない(→もちろん家族カードも)ので、
子連れの旅行でVIPラウンジを使いたいという希望は「同伴者が無料」でしかクリアできない
というわけなのです。
うちの子供はまだ小さいですが、いずれ海外旅行にも行く予定ですので、その際には同伴2名のプライオリティ・パスは絶大な効果を発揮すると思います。
とにかくポイントが貯まる
これも他のプラチナ級カードにない特徴と言えます!
楽天ブラックカードで楽天市場(+α)で買い物すると、SPU(スーパーポイントアッププログラム)によってとにかくポイントが貯まりまくるんですよ。狂ったように貯まります。
楽天会員であることで得られる通常の楽天ポイントは商品代金の1%なんですが…
・楽天ゴールドカード以上のカード(当然楽天ブラックカード含む)で決済することによりさらに+2倍
・楽天市場アプリを使うことで+0.5倍上乗せ
つまり楽天市場アプリで楽天ブラックカードを支払いに用いて買い物するだけで合計+4.5倍、さらにブラックカード自体のポイントが1%ですから、5.5%ポイント還元になります! 凄すぎます。
還元率4.5%のクレジットカードなんて他に無いですからね。ここまでは誰でもできる(ハードルが低い)うえに、特にエントリー等は不要で自動的に楽天側でポイント付与率を上げてくれるので安心です。
さらに、他には
・楽天の保険に加入し、保険料の支払いを楽天カードで行うことで+1倍
・楽天でんきに加入して利用することで+0.5倍
・楽天証券で月1回500円以上のポイント投資で+1倍
・楽天モバイルの通話SIM利用で+2倍
・楽天トラベルで対象サービスで5,000円以上予約した場合、対象期間(申し込み月)での利用で+1倍
・楽天ブックスで1注文1,000円以上利用した月は+0.5倍
・楽天Koboで1注文1,000円以上利用した月は+0.5倍
・楽天Pashaでトクダネ対象商品の購入&レシート申請により計100P以上獲得で+0.5倍
・Rakuten Fashionで月1回以上の買い物で+0.5倍
・NBA Rakutenか楽天TV「Rakuten パ・リーグSpecial」の加入か更新で+1倍
・楽天ビューティで月1回3,000円以上利用で+1倍
・楽天ビューティで1回1,500円利用した月は+1倍
※5と0のつく日はさらに+2倍 etc….
私などは、引き落とし専用に楽天銀行の口座まで作ってしまいました。
さすがに、SPUプログラムにより貯まったポイントは原則として翌月末までの期間限定ポイントとして付与されますし、またそれぞれの「月あたりのポイント上限」が個別に決まっているという制限はあるわけですが(こちらより)。
ちなみにSPUプログラムによって貯まるポイントのう「楽天カードを使うことによる倍付け」に関しては、楽天プレミアムカード以上(もちろん楽天ブラックカードを含む)なら最高の15,000ポイントとなっています。
つまりポイント上限額から逆算すると上限に達してしまう利用額は100万円以上になりますから、海外旅行や高額家電を購入するような場合以外はそれほど気にしなくて良いと思います。
期間限定のポイントも、楽天ヘヴィユーザーならうまく使い切れるはずです。
ちなみに繰り返しになりますが、以上は楽天ポイントの話であって、楽天カードのクレジットカードとしてのポイントは決済額の1%が別に貯まりますからね。それも考えると非常にオトクなのが分かると思います。
その他色々な特典あり
楽天ブラックカードは実質的にはプラチナカード相当のカードですが、プラチナカードなりのサービスは一通り抑えています。招待日和(特定のレストラン利用時に2名のうち1名分が無料になるサービス)や手荷物手配、コンシェルジュサービスなどですね。
ただ、このあたりは他のカードと被ることが非常に多いですし、それでけで楽天ブラックカードを維持するという理由にはならないと個人的には思います。
ただコンシェルジュサービスに関しては(実質的にはMasterCardコンシェルジュですが)VPCC(VISAプラチナコンシェルジュサービス)に劣らない良い対応をしてくれる思います。以下で解説しています。
年会費の元は余裕で取れます
とまあ色々述べてきましたが、最終的にはこのポイントがザクザク貯まるということが決め手になり、解約せずに税抜30,000円の年会費を払って維持することにしました。
もともと妻は楽天をけっこう使っていたのですが、楽天ブラックカードを取得してからは消耗品・生活必需品を始め、急ぎでない買い物などは極力楽天市場で購入するようにしました。
するとポイントだけで年会費分の元はあっと言う間に取れるのですね。
実質的に年会費タダで海外旅行保険・国内旅行保険の自動付帯と家族特約、そしてプライオリティ・パスと同伴2名が付いてくると考えることができますので、トータルではだいぶオトクと判断しました。
ちなみに初年度年会費無料が終了する直前、引き止めで年会費無料期間の延長があるかなあ?と「退会しようかなぁ…」とデスクにチラっと妻が電話してみましたが、ダメでした(笑)
何より、存在がレアである
まあ、白状すると、コレがかなりありますね…(笑)
かなりのお金を楽天に注ぎ込んでいる人にもインビテーションが来ず、突撃(申し込み)しても否決される、という実態があります。
つまりどんなにお金をかけようと、容易に取得できないカードなんですね。
このあたりはかなり楽天側は頑なで、審査が緩くなったとかいう話も全く聞きません。
決してドヤれるカードではない(笑)ですが、分かる人には分かるレアなカードではあるか、と…。
欠点としては
以上述べたように楽天市場ユーザーならもはや最強と言って良い楽天ブラックカードですが、もちろん欠点はあります。
マイル還元率が高くない
楽天スーパーポイントはANAマイルに交換することはできるのですが、交換率は良くないです。
の交換率なので、実質的にはポイントが半分に目減りしてしまいます。
しかも、期間限定ポイントは交換不可、かつ月20,000マイルまでの交換が上限という制限もあります。
つまりマイル還元率で言えばおおむね0.5%であると考えて良いでしょう。これは決して低いものではありません。また交換手数料が無料ということも非常に良い点です。
ただ、マイルだけに着目すれば航空会社との提携カードの方が圧倒的に貯まりやすく、かつ交換率も良くなっています。つまりマイルを積極的に貯めたいという目的で選ぶべきカードではない、と言えるでしょう。
楽天経済圏に取り込まれる
これはまぁ欠点とは言えないかもしれませんが、楽天スーパーポイントを貯め始めるととくかく楽天で買えるものは全て楽天で、となりがちです。
まさに楽天の思うツボになるわけで、別にそれで明確なデメリットがあるわけではありませんが、ポイント○倍の日に買わねば…のように楽天の都合に振り回されたりとか、楽天に商品が無くAmazonや他店で買わざるを得ない時にちょっと損した気分になったりします。
まぁ、Amazonを使うときはAmazonMastercardゴールドを使うなどして、なるだけ損を少なくして自分を納得させるようにしています。`
以下の記事も御参照下さい。
ちょっと恥ずかしい 笑
…身も蓋もありませんが、やはりちょっと恥ずかしいかも(笑)ということでしょう。
多角経営している東証一部上場の大企業に対して今更何を言ってるのか?って感じではありますが、良い意味でもそうでなくても、楽天という響きに高級感を感じる人は少ないでしょう。
ただ、以前は漢字で「楽天」と表記されていたものが、今は「Rakuten」表記になっています!漢字表記よりだいぶマシかと思います。
実は私、このカードを一度紛失してまして…
再発行してもらったのですが、2019年9月に再発行されたカードは妻のものとはデザインが異なっていることに気付きました。
だいぶスタイリッシュになったように思いますし、海外で使う時などは欧米文化圏の人から見ればどうしてもデカデカとした漢字表記は怪しさを感じると思うんですね。なので、そういう意味での気後れは無くなったかなとは思います。
要するに楽天ブラックカードは素晴らしい
以上に述べたように、楽天ブラックカードは楽天市場のヘヴィユーザーなら年会費のもとは余裕で取れるほどザクザクポイントが貯まります。
つまり、タダで極上の付帯サービスがついてくると考えて私はメインとして使うことに決めました。
会費を払っても維持する意味は十分にあると思います!
独身の方は楽天プレミアムカード!
ここまで楽天ブラックカードの利点を述べてきましたが、1つの例外的な欠点として、「なかなか入手できない」というものがあります。
最高峰のステータスを持つクレジットカードであるアメックス・センチュリオンカードは会員数の上限が決まっている(つまり既存メンバーの誰かが抜けないと新メンバーが加入できない)とも言われますが、基本的には高額決済が最低条件の一つであることは間違いないです。
つまりアメックス・センチュリオンへは高額決済を続ければ多少は近づくことができると言えるのですが、楽天ブラックカードは必ずしもそうではないのです。
その審査基準は完全な謎であり、楽天にかなり貢いでる人が突撃しても否認されたという方向は枚挙に暇がないほどです。
では、何を使ったら良いのか?
それは楽天プレミアムカードです!
楽天プレミアムカードは申し込みができて、実用性もあるカード
すぐに楽天のポイントをザクザク貯めたいという人には、自分から申込みできる楽天プレミアムカードを強力にオススメします!
楽天プレミアムカードの最強な点は、年会費10,000円(税抜)でありながらプライオリティ・パスが無料で取得できる点です。
海外旅行保険も死亡・後遺障害こそ自動付帯4,000万+利用付帯1,000万ですが、傷害疾病は300万円が自動付帯します。これは楽天ブラックカードと同等です。
そしてなんと、国内旅行保険も自動付帯!楽天ブラックカードと同内容です。
公式サイト:楽天プレミアムカードにも目を通して見て下さい。
SPUによる楽天ポイントの貯まり方は、楽天ブラックカードとほぼ同じと言って良いでしょう。
※さすがにコンシェルジュサービスはありません(^^;)
楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードとの違いは?端的に言うと…
ごくごく分かりやすく言うと、
楽天プレミアムカードは、
・保険の家族特約は付かない
・プライオリティ・パスは本人1人分OK
・コンシェルジュサービスはない
・あとはほとんど同じ
ということになります。
楽天プレミアムカードは独身の人のためのカード!
もうお分かりでしょうが、保険の死亡・後遺障害は残された家族のものですし、家族特約ももちろん家族用のもので、プライオリティ・パスも家族がいないなら1人で十分ですよね。
つまり「おれはコンシェルジュなんてたいして使わん!」という人であれば、独身なら楽天ブラックカードとほとんどベネフィットは変わらないんですよ。
それでいて会費は楽天ブラックカードの1/3!!
正直、独身ならば楽天プレミアムカードをお勧めします。
楽天経済圏に取り込まれはしますがSPUプログラムと合わせれば、数あるクレジットカードの中で年会費も考慮した実質的還元率は間違いなく最高ですから。
普段の生活では楽天プレミアムカードを使い倒し、異性との交流時(笑)には他のプラチナカードを使う、というのが最も良い使い方だと思います。
楽天プレミアムカードは入会キャンペーンも!
現在、楽天プレミアムカードは新規入会キャンペーンをやっています。
今なら新規入会と1回の使用で10,000ポイントがプレゼントされます。
是非楽天プレミアムカード公式サイトから10,000ポイントもらって下さい!
まぁ要するに初年度の年会費分はタダになるってことですね。
1年試しにタダで使ってみて、合わなければ解約するもヨシ。
こりゃ良いや!と思うなら継続してみましょう!
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